このプログラムは、長時間駐車している車両を検出してPush通知を送信する検知プログラムです。
検出物体を車から人に変更することで、店の前で一定時間立ち止まっている人がいたら通知を送る、という使い方もできます。
このプログラムは、標準搭載のAI検知プログラムと同じ構成で実行しますので、Pythonのプログラムファイル(extmod.py)のみを入れ替えれば、検知プログラムが切り替わります。
AIBOXにログインし、下記のコマンドを実行して、GitHubで公開されているプログラムをダウンロード&上書き保存してください。
$ wget -O /home/cap/aicap/extmod/extmod.py https://raw.githubusercontent.com/daddyYukio/AICAPTURE/refs/heads/main/programs/stay_counter/extmod.py
上書き後にAIBOXを再起動すれば、この検知プログラムが動き出します。
元の標準搭載AI検知プログラムに戻す場合には、以下のコマンドを実行してから、AIBOXを再起動してください。
$ wget -O /home/cap/aicap/extmod/extmod.py https://raw.githubusercontent.com/daddyYukio/AICAPTURE/refs/heads/main/programs/built-in-object-detection/extmod.py
また、結果プレビュー表示を有効にしたほうが、静止時間がリアルタイムに確認できます。
検知プログラムの解説は、Zennに記事として投稿していますので、そちらを参照してください。
検知する物体の変更方法や検知精度の修正方法は、標準搭載AI検知プログラムと同じです。
このプログラムの特有の変数は、警告駐車時間、アラート駐車時間です。
この2つの変数はグローバル変数として定義されていますので、直接変更してください。
デフォルトでは、警告駐車時間が30秒、アラート駐車時間が60秒に設定されています。
#
# 警告静止時間(秒)
# 黄枠で結果画像に描画
WARNING_SEC = 30
#
# アラート静止時間(秒)
# 赤枠で結果画像に描画
ALERT_SEC = 60